こんにちは、公認会計士のロディです。

通信制のスクール選びに成功したので、半年で簿記1級に合格しました。

社会人や時間のない方が簿記1級の講座を受講するなら、「通信講座」が最善の選択です。

 

時間のない社会人にとって、簿記1級に合格するのは至難の業です。

だからこそ、効率的な「通信」という選択肢を取るべきです。

本記事では、簿記1級通信講座のメリット・デメリットから、おすすめの予備校まで解説します。

 想定読者

  • 社会人で、簿記1級に短期合格したい方
  • 勉強効率を高めたい方

本記事の内容は、次のとおりです。

 

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簿記1級通信講座のメリット

 

簿記1級の受講形態としては、①通信と②通学の2パターンがあります。

僕は断然通信をお勧めしますが、まずはその理由として、メリットを5つご紹介します。

① いつでも・どこでも勉強できる

社会人にとって、「時間」はとても貴重ですよね。
通学講座を選択した場合には、決まった時間決まった場所で授業を受講しなければなりません。

一方、通信講座を選択した場合には、スキマ時間を利用し、いつでも・どこでも勉強することができます。

 例えば、こんな時・こんな所で

  • 昼休みの休憩時間中
  • 通勤中の電車
  • 寝る前、ベッドで寝ながら

行儀が悪いかもしれませんが、ご飯を食べながら授業を視聴する事もできますよね。
時間のない社会人にとって、スキマ時間を有効活用できるのはとても大きなメリットです。

今はどの予備校の講座もスマホで授業を視聴できますので、本当に色々な時・場所で勉強ができます。
また、通信の場合には通学時間もかかってきますが、これも節約できますね。

② 自分のペースで勉強を進められる

通学講座も通信講座も、授業はだいたい週1~2回のペースで進みます。

しかし、特に社会人の方は急な残業があったり、どうしても参加しなければならない予定が入ったりしますよね。
このような場合、通学講座はやむを得ず欠席する事になりますが、通信講座であれば後で視聴すれば良いだけです。

また、やや勉強が遅れ気味になった場合でも、無理して授業に出席する必要がないため、自分のペースで進めることができます。

③ 1番人気の講師が教えてくれる

通信講座は、全国で1番の人気講師が授業の収録を行い、それを配信します。
人気のない講師の授業を配信したのでは、受講生全体の合格率が下がってしまいますからね。

一方で、通学講座の場合、必ずしも優秀でない講師が担当するケースがあります。
このような場合、ご自身の合格率を下げる要因になりますので、通学講座はおすすめできません。

④ 巻き戻し・早送りができる

①で「スキマ時間で勉強ができる」という時間効率のお話をしましたが、更に時間効率を上げることができます。
それが、巻き戻し・早送り機能です。

授業を聞いていると、どうしても理解の難解な部分が出てきます。
そんな時は、巻き戻して何度も見直すことで、その場で理解することができますよね。
一方で、通学講座の場合はその場で理解することができず、あとで質問しに行かなければなりません。

また、逆に既に理解した部分を何度も解説されるケースもあります。
そんな時は、早送りして飛ばしてしまえば、時間を節約することができます。
通学講座の場合は、当然聞いていなければなりませんので、時間が勿体ないですよね。

⑤ 安い

実は、通信講座に比べると通学講座の方がやや安いです。

予備校によってその価格に差はありますが、通学講座の方が平均1~3万円ほど安いです。

生で講師に教えさせるのではなく、授業のVTRを収録して配信するスタイルなので、講師に支払うためのコストがさほどかからず、授業料も安くなるというロジックです。

 

簿記1級通信講座のデメリット

簿記1級の通信講座を受講する場合には、デメリットもあります。

① その場ですぐに質問できない

通学講座の良いところは、目の前に講師がいる事です。
授業中に質問することはできませんが、授業が終わったらすぐに質問しに行くことができます。

一方、通信講座の場合はそれができませんので、分からないところをすぐに聞くことができません。
ただし、予備校の通信講座には必ず「メールでの質問」が用意されています。
ややタイムラグはあるかもしれませんが、文書でのしっかりとした回答が貰えるので、ある程度デメリットを解消することができます。

ちなみに、後半でご紹介する通信予備校では、その場で質問できるサービスが付いていたりします。

② 周りに仲間・ライバルがいないため、モチベーションが上がらない?

もしかすると、通学方が周りに受験生がいるのでモチベーションに繋がる、と言われる方もいるかもしれませんね。

しかし、これは通学も通信もあまり変わりません。
通学講座ではたしかに周りに仲間・ライバルがいる環境ではありますが、特に話したり仲良くなったりすることはありません。
関りを持つことが少ないので、その意味で通信とほぼ変わりありません。

③ 自分で勉強を進められるため、逆にサボってしまう可能性あり

通信講座の一番のデメリットが、こちらです。

通信講座はいつでも・どこでも受講できるのですが、その反面受講を強制されないとも言えます。
たとえば自己啓発の一環で簿記1級を勉強される方にとっては、モチベーションを維持する事が難しく、受講を強制されないことでサボってしまう可能性があります。

対応策としては、学習をスタートさせる前に「なぜ簿記1級を取りたいのか」を自分の中で明確にしておく事をオススメします。
スタートの時点で目標がフワっとしていると、少しつまずいた時に足元がグラつき、モチベーションが右肩下がりになり、挫折する傾向にあります。

とはいえ通学講座を選択した場合にも、モチベーションが下がったら通わなくなることもありますので、通信講座のデメリットと言うよりもメンタルコントロールの問題と言えるかもしれませんね。

 

簿記1級通信講座での、モチベーションの維持方法

僕は公認会計士試験の勉強を、約3年間していました。
わりとメンタルコントロールには自信がある方で、かなり高いモチベーションを維持し、合格することができました。

以前、モチベーションの維持方法について記事にしておりますので、ここではそちらを参照させていただきます。

【公認会計士】受験勉強のモチベーションを上げる方法【ガチの人向け】

タイトルは公認会計士試験用となっていますが、内容は簿記1級に使えるものばかりですので、是非参考にしてみてくださいね。

 

各予備校別:簿記1級通信講座の視聴回数・総授業時間を比較

ここでは、有名予備校の通信講座の「授業回数」と「総授業時間」を比較します。
それぞれ、次のとおりです。

予備校授業回数1回の授業時間合計授業時間内容
TAC83回2時間45分228時間細かい
大原65回2時間45分178時間適正
LEC127回2時間30分317時間非常に細かい
ネットスクール65回2時間30分162時間適正

すべて大手予備校なので、どこを選んでも合格できます。

しかしどうせ合格するのであれば、短い時間で効率良く合格したいですよね。

授業時間数はLECが最も多く、ネットスクールが最も少ないです。
倍近く差がありますね。

理由は、内容の細かさにあります。

LECでは非常に広範囲を学習し、ネットスクールでは合格に必要な部分のみを学習します。
授業時間は長ければ良いわけではありませんので、要注意です。

僕が簿記1級に合格した時は、ネットスクールの5ヶ月コースで合格しました。
5ヶ月の学習で短期合格したので、内容も適正だったと言えますね。

 

各予備校別:簿記1級通信講座の受講料を比較

次に、予備校別の通信講座の受講料を比較します。

予備校授業料(総額)
TAC¥162,000
大原¥122,000
LEC¥114,200
ネットスクール¥106,000

価格で比較してみると、TACが最も高く、ネットスクールが最も安いですね。

LECは授業時間数のわりに安いのですが、LECではこの安さを最大の売りにしています。
ただ授業内容が細かすぎるので、個人的にはどうかと思います。

 

簿記1級の通信講座がおすすめの予備校

適正な授業量で効率よく勉強するのであれば、ネットスクールが最善の選択肢かと思います。

理由は次のとおりです。

  • テキストが分かりやすい
  • 授業の分量が適正
  • 授業の質が高い
  • 授業中にチャットで質問することが出来る
  • 金額が妥当
  • スマートフォン(iPhone と Android)に対応

ネットスクールは「通信講座」に特化した予備校なので、他の予備校に比べて教材が非常に分かりやすいです。

またネットスクールでは、授業中に講師にチャットで質問することができます。(他の予備校には無い)
これによって、通学講座の「その場で質問できない」というデメリットが解消されますね。

なお 通信講座に特化しているので、当然スマートフォンで視聴することが可能です。

いきなり申し込むのは抵抗があると思いますが、実はネットスクールのHP無料で動画公開しています。
動画を見てみると、実際の授業の雰囲気がよく分かりますよ。

 

まとめ

会社員の方にとっては、時間は最重要ですよね。

簿記1級に最短合格するには、通信で受講することは最善の選択です。

ただし、社会人での受験勉強はモチベーションとの戦いでもあります。

受験期間が長引くと、それだけモチベーションも低下していきますので、是非やる気のあるうちに合格することをオススメします。
そのツールとして、本記事を使ってもらえれば幸いです。