こんにちは、公認会計士のロディです。
実はぼく、2019年2月から家計簿をつけてます。
理由としては、収入を上げるだけでなく、支出を下げることも大切だと気付いたからです。
たとえば 年収が1,000万あっても、生活費が1,200万かかってたら赤字です。
高所得者でも、支出の方が多かったら 破綻します。
まぁそれは極端な例ですが、簿記が生活を楽にするのはわりと事実です。
簿記を取ったら家計簿作成に役立った話
一般的に、家計簿をつける目的は 次のとおりです。
- 何にお金を使ったか、明確化する
- 明確化したお金を、節約する
この2点に尽きます。
とくに1番目の「明確化」が重要でして。
よく「節約して貯金したい~」という声はきくのですが、じゃぁ何をいくら節約すべきなの?と聞くと、「う~ん…分からない」という人がほとんどです。
食費を削るべきなのか、日用品を削るべきなのか、家賃を削るべきなのか。
どれを削るのがいちばん効率的かを知るには、まず何にいくら支出してるのか、把握しないと分からないですよね。
簿記をとって役立ったこと
2つあります。
が、ちょっと説明がむずかしいです。
まず1つ目からです。
家計簿を「正確に」つけることができる
一番役立つのは、費用計上のタイミングと、実際の支払いのタイミングにズレがあるという肌感覚です。(難しい表現ですみません。)
例えば、電気代です。
電気代を「クレジットカードでの自動決済」にしている方も多いと思います。
この場合、たとえば1月の電気代は、2月末にクレジットカード登録の銀行から引き落とされます。
ここで1月の電気代を 2月末の電気代として集計してしまうと、最終目的である「節約」につながりません。
なぜなら、2月末になって「1月は電気代使いすぎたな~」と分かっても、実際に節約を始める頃には3月になっており、これでは遅すぎるからです。

節約するためには、支払った時ではなく、「サービスを使った時」に家計簿に記録しないとダメです。
この点、簿記を分かっていると、この感覚がはじめから身についているので、正確に家計簿をつけることができます。
お金の管理に抵抗がなくなる
ぶっちゃけ、これが一番のメリットです。
簿記はお金の計算なので、自然とお金の計算に慣れていきます。
家計簿に対する抵抗も、あまり感じなくなります。
また、簿記をとって経理に就職した人であれば、会社の予算管理にもかかわるかと思います。家計簿って、まさに予算管理そのものなので、仕事の延長で節約できますね。
家計簿をつけるのは、超かんたんです
僕も、家計簿をはじめるまでは「面倒だなぁ・・・」と思ってたんですが、いざやってみると凄く簡単でした。
家計簿をつける人がやるべきタスク
- 何かを購入したら、かならず領収書をもらう。
- 領収書を月ごとに保管する。
- 月初あたりに、前月1ヶ月分の領収書をエクセルやアプリに転記(上述した項目に振り分ける)
以上です。
領収書をもらうのは、コンビニとかで必ず貰うようにクセを付けておけば、まったく苦になりません。
月ごとの保管は、クリアファイルに入れるだけで可。
エクセル・アプリへの転記は、慣れれば30分でできます。
これを始めて、僕は3万円ほど節約できました。
月で3万円ですよ。
1年で36万円の節約ができます。
でも 36万円節約するのは、超かんたんでした。
ちなみに、10年で360万円の節約です。
月に1度、30分がんばるだけでコレだけ節約できるので、家計簿はつけたほうが良いですね。
簿記と家計簿まとめ
ということで、簿記をとっておくと生活にも役立つよ、というお話でした。
ちなみに、家計簿アプリやエクセルは、調べればいくらでも出てきますので、敢えてこちらでは紹介しません。
無料のものがほとんどなので、コストは月30分の手間だけですね。