こんにちは、公認会計士のロディです。
勉強が嫌いですが、3年間続けて公認会計士になりました。
特に仕事をしながらの勉強は辛く、逃げたくなりますね。
そんな人向けに、「簿記」の勉強を続けるコツをお話しましょう。
【簿記3級がつまらない人向け】勉強を継続するコツ
継続するコツは、次の3つです。
- 問題を解く(1日30分でOK)
- 無理に理解しようとせず、仕訳を暗記する
- 正しい勉強法
簿記3級継続のコツ① 問題を解く
一番効果的なのが、問題を解くことです。
簿記の試験は、「リーディング」ではなく「ライティング」の試験なので。
読めても意味がなくて、書けると点が貰えます。
簿記がつまらないと感じる人が多いのは、「専門用語が多すぎて、そもそも読めない」という人が多いからです。
でも、別に全部理解して読む必要はないです。そこが本質じゃないので。
このレベルでOKです。
問題が解けるようになると、単純に「楽しい」と感じるはず。この感覚を手に入れると、驚くほど勉強がはかどります。
もちろん今ならすべて完璧に理解できますが、そこまでやる必要はないです。
問題の意味がよく分からなくても、正解できれば良いんです。
簿記3級継続のコツ② 無理に理解せず、仕訳を暗記する。
上記の続きですが、結局解ければ(正解できれば)良いわけでして、そのためには完璧に問題を読める必要はないです。
「理解できない!」と感じたら、「すぐ諦めて暗記しろ」とは言いません。考えた末に理解できると、「楽しい」と感じるので。
でも少し考えて分からなかったら、丸暗記しちゃった方が良いです。
という疑問があるかと思いますが、大丈夫です。
簿記2級までであれば、丸暗記で対応できますので。
理系の人や、完璧主義者の人に多いんですが、テキストの1ページ目からすべてを理解しようなんて、辞めた方がいいですよ。公認会計士ですら、簿記3級のテキストで理解していない部分がありますから。
ちなみに、多くの人は簿記3級の問題を解く時、問題文を理解しながら①読んで②考えて③回答すると思います。
「考える」なんてプロセス、ありませんからね。
会計士レベルになると仕訳パターンを大体暗記していますので、暗記している仕訳をただ書くだけです。
簿記3級に合格するためには、「理解」なんてさほど重要じゃないです。
「記憶を定着させる」という意味で、多少は理解をしますが、1度理解したらあとは丸暗記でOKです。
簿記3級継続のコツ③ 正しい勉強法
簿記3級は、初心者にとってはとっつきづらく、挫折しやすいです。
そこで、正しい勉強法をとりましょう。
>>関連記事:簿記3級の勉強方法を、公認会計士が教えるよ。【最短合格のために】
逆に正しい勉強ができると、本当に面白いようにサクサク進むので、つまらないなんて感じません。
つまらなくても、「勉強しない」という選択はNG
仕事をしながら勉強をしていると、「平日に勉強したくないから土日に一気に…」という思考になりがち。
その気持ち、痛いほどよく分かるんですが、それをやると落ちるので辞めた方が良いです。
なぜなら簿記は「勉強しない日」ができると、すぐに忘れてしまうから。
たぶん経験あると思います。
会計士ですら、勉強しない日が続くと、どんどん簿記を忘れます。
絶対毎日やれとは言いませんが、できれば2日に1回くらいは簿記に触れた方が良いですよ。
週1だと、多分ほとんど忘れます。
まずは過去問の正答率60%を目標に。
簿記3級の過去問を解いて、平均80%を取れるようになれば、まず合格できます。
そして経験上、正答率60%を超えたあたりから、「デキる」感覚が湧きだして、モチベーションが急上昇し始めます。
辛いのは60%までなので、まずはここを目指しておけば、後は流れで合格します。
100点を目指したらいつまで経っても辛いですが、60点ならわりと簡単そうに感じませんか?
ちなみに、簿記3級の合格には100時間程度かかると言われています。
60%のラインに到達できるのが大体70時間程度なので、1日2時間を1ヶ月続ければ、辛い時期は乗り越えられるでしょう。
おわり。