こんにちは、公認会計士のロディです。

効率だけを追求したところ、3年で公認会計士になりました。
最近は簿記講師のお仕事もいただいてます。

『簿記3級の勉強時間が知りたいな』
『できれば、最小限の時間で合格したいな』

こんなニーズにお応えします。

 本記事の内容

  • 簿記3級に合格するための、平均的な勉強時間
  • 簿記3級の勉強スケジュール
  • 勉強時間を最小限に抑えて合格するコツ

 

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簿記3級の勉強時間(平均値)はこのくらい。

実際に簿記3級を勉強し、合格した人の平均勉強時間は、100時間と言われています。

『100時間』という数字を見ても、あまりピンとこないかと思いますので、1日あたりの勉強時間に直してみましょう。

  • 3ヶ月で合格を目指す場合:1日1時間勉強すれば合格
  • 1ヶ月で合格を目指す場合:1日3時間勉強すれば合格
  • 2週間で合格を目指す場合:1日7時間勉強すれば合格

ザックリと、こんな感じになります。

簿記3級は就活等で高く評価される資格でして、短期集中すれば2週間で取れてしまうため、非常にコスパが良いですね。

とはいえ、社会人が1日7時間勉強するのは無理なので、1~3ヶ月でスケジュールを組むことをオススメします。

 

簿記3級は、独学でも合格できる?→YES

簿記講師の僕が言うのもおかしいですが、ぶっちゃけ簿記3級は独学でも合格できます。

『勉強時間100時間』というのは、独学で勉強した場合の勉強時間です。

予備校の講義を受ける人は、『より短期間で合格したい人』と『その先(2級・1級・会計士等)を目指している人』の2択です。

感覚的ですが、合格者の6~7割は独学者だと思います。

僕自身も簿記2級までは独学で合格できましたからね。

 

簿記3級の勉強時間を、最小限に抑える方法

ここからが、本記事のメインです。

時間は有限ですので、最短距離でサクッと合格したいですよね。

なおかつ、お金をできるだけかけずに合格する方法をご紹介します。

方法は次の3つです。

  • 『予想問題集』を使う。 『過去問』は不要。
  • テキストは1回読めばOK。
  • テキストよりも、問題集の解説を重視。

上記方法によって、20時間程度は勉強時間を削減できると思います。

以下、詳しく解説します。

 

簿記3級において、『予想問題集』は超重要!

簿記の試験の1~2ヶ月前になると、書店に『予想問題集』という教材が並び始めます。

予想問題集とは、その名のとおり、本試験で出題される可能性の高い問題を収録した問題集です。

この予想問題集の的中率が神でして、簿記3級であれば6~7割、簿記2級であれば5割は的中します。

試験モノは『過去問』が重要と言われていますが、簿記検定については『予想問題集』の方が重要です。

なぜなら、大手予備校の講師陣が『過去問』を分析し、『予想問題集』を作成しているからです。

 

逆に言うと、予想問題集を解いていれば過去問を解く必要がありません。過去問のエッセンスが、全て予想問題集に含まれているので。

書店に行くのが面倒な人は、Amazonでも買うことができます。

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これを解くことで、得点力の大幅な向上を実感できます。ガチで。

安いので絶対勝った方が良いです。

 

テキストは1回読めばOK

誤解の無いように付け加えますと、

『1度理解したら』テキストを何度も読み直す必要はない

という事です。

理由はシンプルで、簿記3級はアウトプットが得点に直結するためです。

僕も含めて、会計のプロがどのように簿記の問題を解いているのかというと、『反射』で解いています。

いちいち、問題を読んで深く理解して解いているわけではありません。

 

例)減価償却の問題

答)僕の回答パターン

  • 取得原価を見る
  • 減価償却方法を確認する
  • 記憶した計算方法で回答する

こんな感じで、見るべきポイントが決まっています。(このポイントだけは暗記する必要がある。)

いちいち『建物は使っていると価値が下がるから減価償却するから…』とか考えません。これは記憶を手助けするための理解であり、得点には直接結びつかないからです。

こんな感じで、問題を解く時は『回答パターン』で解きます。

 

これを実践するための勉強法としては、ひたすら問題と仕訳を覚えればOKです。

『この問題はこの仕訳』 という風に、1対1で問題と答えを暗記するイメージです。

簿記1級や公認会計士試験レベルになるとそう単純にいきませんが、簿記3級~2級までならコレで満点取れます。

逆に、テキストを何度も何度も読んだりしている人は、勉強時間が長くなる傾向にあります。(得点に直結しない為、非常に効率が悪い。)

 

テキストよりも、問題の解説を重視

テキストを重視しない代わりに、問題の解説を重視しましょう。

テキストを読んで実際に問題を解くと、難しくて解けないことがよくあります。

こんなときは、まずは解説を読みましょう。それでも分からなければテキスト、という優先度です。

簿記3級の試験って、分かると簡単に正解できるんですが、そもそも理解が難しいんですよね。

そんな時に『テキスト』と『問題集』を行ったり来たりしていると、ものすごく疲れます。

疲れるとモチベーションの低下につながり、勉強しなくなるリスクが高まります。

これでは本末転倒なので、それならテキストに戻る手間を避け、問題集だけで完結できる方がよっぽど良いです。

 

お金に余裕のある人は、簿記3級講座を利用した方が手っ取り早い。

先述のとおり、簿記3級はそもそも理解が難解でして、『テキストを読む』という作業が一番疲れます。

一方、予備校の講義を受講すると、テキストの難解な解説をヒトが分かりやすく解説してくれるので、辛さはだいぶ軽減されます。

一説では、文字よりも音の方が30倍のスピードでインプットできるとも言われています。

また、簿記講座を受講することで、平均60~80時間の勉強時間で簿記3級に合格できます。

 

勉強の一番の敵は『勉強に時間がかかる』ことではなく、『途中で諦める』ことです。

ぶっちゃけ簿記3級は難易度が低いので、途中で諦めるのはもったいないです。

このリスクを事前に回避したい人は、予備校のパンフレットを手に取って見ると良いですよ。

具体的な勉強スケジュール感も把握できるので、リアルに勉強スタイルを想像できます。
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簿記3級を取得すると、わりと世界が広がる話。

以上、簿記3級の勉強時間と、勉強時間を抑えるための勉強法でした。

簿記3級を取得すると、わりと世界が広がります。

  • 経済新聞が読めるようになる
  • 会計事務所の就職条件を満たす
  • 他資格にステップアップできる

日経新聞などで使われている経済用語が分かるようになるので、わりと私生活に好循環を与えます。

また、簿記3級を取ることで自信が付き、上位資格へのステップアップも考えるようになります。(僕の場合は公認会計士になりました。)

単に資格が取れる以上のメリットがあるので、ぜひ有効活用してくださいね。
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