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本記事では未公開の「最短合格法」を、noteで限定公開中です。
note:【2023年版】簿記1級に短期合格するための具体的手法【返金OK】

 

こんにちは、公認会計士のロディです。

簿記1級を取得し、公認会計士になりました。

  • 「簿記1級を取ろうと思うけど、どのくらい難しいんだろう?」
  • 「簿記1級は難しそうだけど、できれば早めに合格したいな」

本記事では、そんなご要望にお応えします。

 

 本記事の内容

  • 簿記1級の合格率と難易度
  • 合格するための近道

一般的には「難しい」と言われている簿記1級試験ですが、近道はありました。

 

 

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簿記1級の合格率推移

簿記1級の合格率推移(過去5年間)は、次のように推移しています。

 

 簿記1級の合格率推移

  • 152回(2019年6月)  : 8.5%
  • 150回(2018年11月): 9.0%
  • 149回(2018年6月)  : 13.4%
  • 147回(2017年11月): 5.9%
  • 146回(2017年6月)  : 8.8%
  • 144回(2016年11月): 9.3%
  • 143回(2016年6月)  : 10.9%
  • 141回(2015年11月): 9.6%
  • 140回(2015年6月)  : 8.8%
  • 138回(2014年11月): 9.7%

 

これをグラフにすると、次のようになります。

簿記1級の合格率推移

ややバラつきはありますが、簿記1級の合格率は約10%です。
10人に1人合格する、といったイメージですね。

20年ほど前まで遡ってみましたが、合格率が「10%前後」という傾向はずっと続いています。

また、合格ライン(ボーダーライン)は、4科目合計で70点(100点満点)と決まっています。

 

 採点方法について(少しだけ考察します。)

簿記1級の試験内容は、「70点を超える人が10%前後になるように」作成されるのですが、作問者も人間です。

時には3%になったり、20%になっても良いはずですよね。(つまり、もっとブレても良いはずです。)

にもかかわらず、概ね10%前後に落ち着いているのは、簿記1級に「傾斜配点」という制度があるからです。(傾斜配点については、簿記1級の採点方法を知らないと、永遠に落ち続けます。【相対評価】の記事で解説しています。)

 

ここでは結論だけお伝え話すると、簿記1級の試験委員は採点後に、「合格者数が10%程度になるように」配点をイジっています。

逆に簿記3級・簿記2級では、予め「どこに何点与えるか」が決まっているため、年度によって合格率にかなりのバラつきがありましたよね。

これを言い換えると、簿記1級は「相対評価」の試験である、と言えます。(これに対して、簿記3級・簿記2級は「絶対評価」の試験と言えます。)

 

 合格率10%の傾向は、今後も続きます。

相対評価の試験とは、全体に対して上位●%なら合格させる、というタイプの試験です。(余談ですが、公認会計士試験も同様です。)

というわけで、今後も合格率が10%という傾向は続きます。

 

簿記1級は、簿記2級と比べてどのくらい難しい?

今この記事を読んでいる方の多くは、「簿記2級の合格者の方」または「簿記2級の勉強を経験されたことのある方」かと思います。

そこで、簿記2級と比較した場合の簿記1級の難易度を解説したいと思います。(僕は簿記2級・簿記1級どちらも受験し、合格しています。)

 

実際に受験したときの感覚としては、簿記2級の3倍くらいの難易度であったと感じます。

  • 思考力:1.5倍
  • 暗記する量:2~3倍

内訳はこんなイメージ(↑)です。

範囲が広く、暗記すべき量がとにかく多いので、そこが一番大変でした。

ただでさえ「簿記」は少し勉強しないとすぐ忘れてしまうので、基本、毎日勉強する必要があります。

合格に必要な勉強時間は700時間なので、簿記2級の3倍くらいの勉強量が必要になります。
>>関連記事:簿記1級の合格に必要な勉強時間は?【実績公開】

 

一方で、「思考力」という点でもやや難易度が上がりますが、「頭の良い人でないと合格できない」というほどではありません。

僕も大学時代の学力は低かったですが、予備校に通い、普通に半年で合格できましたからね。

ただし、「どうすれば合格点を取れるのか?」を考えるための「思考力」は必要です。簿記2級までは暗記しまくれば良かったのですが、簿記1級になると明確な戦略が必要です。

 

ちなみに、簿記1級になると「会計学」「原価計算」という新たな科目が追加されます。

「会計学」については、商業簿記と勉強法は変わらず、さほど難しくありません。(むしろ、難易度は低いくらいです。)

一方、「原価計算」は高い思考力が必要になるので、この点は集中して勉強したほうが良いです。最も難易度の高い科目と言えます。

 

とはいえ、苦手科目のマイナスを他の科目でカバーできるのが、簿記1級試験の良いところです。

勉強時間はかかりますが、誰にでも合格できる試験ですよ。

 

簿記1級を取得するまでに、苦労したこと

簿記1級試験は、難しい試験です。

そのために毎日勉強をするのですが、最も苦労したのが「モチベーションの維持」でした。

簿記1級試験は、誰でも受かることが可能な反面、誰よりも努力することが求められます。

そのために勉強し続けなければならないのですが、、、勉強の習慣がなかった自分には、これが一番ツラかったです。

特に働きながら簿記1級を目指す方は、一番のネックになるかと思います。

 

どうやってモチベーションを維持した?

僕自身は「楽しいことなら割と続けていられる性格」なので、簿記も楽しめば続けられるはず!と思いました。

でも、正直「簿記自体」はまったく面白いと感じられません。

そこで、どうすれば楽しめるか?を考えました。

僕の場合は、ゲームが好きだったので、「ゲームで他のプレイヤーに勝利する感覚」や「クイズゲームで1番を取る」といった感覚にシフトしました。(伝わりづらかったら、すみません、、、)

たとえば僕が利用していたネットスクールという予備校では、定期的にミニテストが実施されていました。

そして「その毎回のテストで満点を取ること」を目標にし、ゲーム感覚で勉強を進めることで、本試験までモチベーションを維持することができました。

よく「勉強を楽しめ」という言葉を耳にしますが、これは「勉強自体は面白くないけど、楽しめるように考え、行動しよう」ということだと思います。

こんな感じで、自分をうまくコントロールすることで、あまり挫折することなく合格できました。

 

簿記1級の短期合格に必要な勉強法

簿記1級の合格率は10%と難関なので、モチベーションを維持して勉強を続けよう、というお話をしました。

一方で、具体的な「勉強法」として、工夫したこともあります。(結構重要)

それは、「みんなが正解できる問題は、必ず理解し、暗記すること」です。

これはとても大切な戦略でして、実は「公認会計士試験」でも必要となる戦略です。

 

なぜ、「みんなが正解できる問題」を解けないといけないのか?

先述したとおりですが、簿記1級試験は相対評価の試験であり、傾斜配点が付きます。

これは言い換えると、「みんなが正解する問題には配点がきて、みんなが正解できない問題(難問)には配点がこない」ということになります。

つまり、難問を解けるようになる必要はないのです。

難問は理解することが難しいので、多くの勉強時間が必要になります。

しかし、そもそも配点が来ないので「そんな部分は勉強する必要がない」ということに気付きました。

ただでさえ多くの勉強時間が必要とされるので、できるだけ勉強時間を減らすために、必要のない部分はガンガン切って進みました。

とても効率的な戦略ですので、ぜひ取り入れてほしいです。

 

どうやって、「みんなが正解できる問題」を知る?

とはいえ「みんなが正解できる問題」を自分だけで判断するのは、危険です。

この判断を誤ってしまうと、「みんなが正解できる問題」を勉強しなかったり、「誰も正解できない問題」を一生懸命勉強してしまうかもしれません。

そこで必要になるのが、「答練」です。

僕が利用していたネットスクールでは、計10回の答練が実施されました。答練では問題ごとに「重要性」や「難易度」が示されるため、これが1つの判断指標になります。

具体的には、たとえば「分配可能額の算定」などは基本だけ覚えて、複雑な計算は覚える必要がありません。

この答練の「重要性」「難易度」を無視して勉強を進めると、非常に膨大な勉強時間がかかると思います…。

よく、テキストをすべて理解しようとしたり、問題集を全て満点にしようとする方がいますが、勿体ないなぁ…と思ってしまいます。

完璧主義は捨て、効率的に短期間で合格をめざした方が良いと思います。

 

簿記1級に短期合格するための、更なる近道

たまにおられるのですが、独学で簿記1級を取得するのは、かなり難しいのでオススメしません。(簿記2級までは独学も可能ですが、簿記1級はかなり無理があります。)

700時間で合格できるのは予備校を利用したケースでして、独学になるとその2倍から3倍の勉強時間が必要になると言われています。

ただでさえ時間が多く必要になりますし、時間のない方も多いはずですので、できるだけ時間を削減する努力は必要です。

予備校の活用は、マストだと思った方が良いです。(頭の良い人は例外ですが)

 

ちなみに個人的に一番のオススメは、ネットスクールという予備校です。

大手の予備校の中では最も料金が安く、かつ全ての講義をスマホで受講できるため、移動時間などのスキマを利用した勉強ができます。

時間がなく、効率的に勉強をしたい方には特にオススメです。
>>関連記事:ネットスクール簿記1級講座の評判・口コミは?【会計士が解説】

時間は有限なので、僕は時間をお金で買いました。

 

そのほか、具体的な勉強法は「簿記1級の勉強法を、公認会計士が徹底解説【落ちないテクニック】」でまとめています。

ぜひ早く簿記1級を取得し、その先の明るい未来を手に入れましょう。

 

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