こんにちは、公認会計士のロディです。

2021年に独立開業し、会計事務所を持ってます。

今回は、

会計士として独立すると、どんな働き方になる? 年収は? 将来性は? ぶっちゃけ感想は?

といったお話です。

いつか独立したいな、と思っている方には、参考になると思いますよ。

 

 

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公認会計士として独立した、僕の1日の働き方

会計士として独立開業した場合、働き方は千差万別です。

ここでご紹介するのは、あくまで僕の働き方でして、絶対にこうなるという訳ではありません。

むしろレアケースだと思うので、そこは念頭に置いといて下さいね。

 

 9時30分 起床

睡眠をたくさん取りたい性格なので、起床時間はだいぶ遅いです。

基本的に家で仕事をできるので、問題なしです。

 

 9時30分~10時00分 朝ごはん

朝食をとりながら、メールチェックしたりニュース見たりします。

わりとダラダラしてます。

 

 10時00分~12時30分 仕事A

起きて30分で仕事開始できるのが、独立のメリットです。

パジャマのまま、髭を剃る事もなく、髪ボサボサのまま仕事スタートです。笑

仕事の内容は、主にコンサル・AUP案件です。

朝は脳がクリアな状態なので、キツい仕事を一気に片付けます。

受験生時代の勉強法と、非常に似た部分がありますね。

 

 12時30分~13時00分 お昼ごはん

お昼ごはんを食べながら、今ハマっている海外ドラマを見ます。

同時にゲームもやってる事が多いです。

こういうのも、会社員時代には(人目が気になって)できなかったので、独立の良い点ですね。

 

 13時00分~15時00分 仕事B

午前中の仕事はいったん置いといて、仕事Bに入ります。

ずっと同じことしてると飽きるので。笑

作成中のWebサイトを更新したり、Web系の作業がメインです。

 

この部分は、会計士としての仕事ではないです。

が、「家で仕事ができる」というメリットを利用し、別分野での仕事もしています。

 

 15時00分~17時00分 ブログの更新

仕事が飽きてくるので、趣味の時間に入ります。

僕の場合は、このブログを趣味で更新しているので、気分転換として更新しています。

勉強法の記事は、かなりのアクセス数になってきており、趣味が人の役に立てていると思うと嬉しいです。

なお、趣味と言っても非常に有益な知識が身に着きまして、それが仕事Bとして役立っています。(後述)

 

 17時00分~18時30分 フリータイム

ブログが書き終わらなかったら、この時間を利用して終わらせます。

ですが基本、ゲームしたりYoutube見たり、自由にしています。

仕事が終わってすぐ家でくつろげるのも、独立のメリットですね。

 

 18時30分~19時30分 晩ごはん

テレビやYoutubeを見ながら、晩ごはんです。

 

 19時30分~20時00分 フリータイム

休憩多すぎですね。笑

おなか一杯になると脳もあまり働かないので、またゲームしたりして休憩します。

ゲーム大好きです…。

 

 20時00分~22時30分 仕事A

朝やっていた仕事の続きを、夜やります。

日中に色々やった後なので、頭が切り替わり、非常に集中できます。

夜遅くなってきている事もあり、タイムリミットが意識でき、仕事が捗ります。

 

 22時30分~23時30分 運動

今年もトライアスロンに出場するため、毎日何かしらの運動をしています。

最近はジョギングがメインです。

脳が疲れているので、非常に良いリフレッシュになります。

 

 23時30分~0時30分 お風呂

お風呂好きなので、1時間ゆっくり浸かります。

どうでも良い情報ですね…。

 

 0時30分~1時30分 仕事A

朝と夜にやった仕事の続きです。

と言っても、翌日にやるべき事の整理など、あまり頭を使いません。

寝る前に脳を酷使すると、翌日のパフォーマンスが著しく低下するので。

結局、仕事A(会計・税務コンサルの仕事)に1日で充てる時間は、6時間です。

あんまり本業してないじゃん!と思われるかもしれませんが、休憩を挟みつつ進められるので、時間効率だけは高いです。

 

 1時30分~2時30分 フリータイム

大体は、ベッドで横になり、ゲームしながら海外ドラマを見てます。

完全夜型ですね。

でも翌日も会社に出勤しないので、問題なしです。

 

 2時30分 就寝

寝ます。

お風呂を上がってがって2時間くらいなので、ちょうど眠気が来ます。

 

仕事の内容

会計士としての仕事内容は、監査と会計税務コンサルです。

と言っても、今は税務より会計がメインです。

会計事務所のメイン業務は「税務」であるかと思いますが、僕の場合は、税務領域にはあまり踏み込まないと決めています。

監査をする時はクライアント先に出向くので、上記のようなスケジュールは取れません。

ただし監査の時期は毎年決まっていますので、一時的にガッツリ稼ぎ、その他の時期は上記のスケジュールで動きます。

コンサルの方は、M&Aの企画書作成支援や財務DD、AUP(合意された手続)が主です。

内容の解説はここでは割愛しますが、ぶっちゃけそんなに難しい仕事ではありません。

監査法人で3~4年働いて、コンサルや事務所で1年程度経験を積めば、誰でもできます。

個人事務所の仕事なので、品質よりもスピード・柔軟性の方が大切ですね。

 

年収

まだ開業してから4ヶ月なので、1年間の所得は確定していません。

ですが、大体このくらいだろうな、という予想はできます。

大体、500~900万 の間です。

かなりボヤかしてすみません…。

ただ、ここで言いたいのは500万はほぼ確定って事です。

理由は、監査という仕事があるからです。

ちなみに、独立する直前の年収は900万だったので、下がるのは確実です。

関連記事:公認会計士の年収はどのくらい?【給料明細をお見せします。】

 

独立会計士にとって、監査は美味しい

ご存知の方もいるかもですが、会計士は独立すると、まず非常勤での監査を受託します。

非常勤というのは、いわば契約社員です。

主に中小の監査法人と業務受託契約を締結し、法人に属さないけど、アルバイト感覚で仕事をする事ができます。

そのお給料が、美味しいんですよね。

僕の場合は、時給7,000~8,000円で受託してます。

なお、安くても時給6,000円から募集があります。

もちろん、監査がやりたくて独立した訳ではないので、いずれ辞めます。

ですが、1日5万円貰えるこのアルバイトは、独立したての会計士にとっては超美味しいです。

例えば、年間200日監査すれば、年収1,000万は確定です。

しかも残業なし。簡単すぎますね。

 

税務の旨味は?

あくまで一般税務の話ですが、税務業務はマージンが少ないです。

国際税務や資産税に特化した知識があれば、マージンはグッと上がりますが、会計士としてそのようなキャリアを積む人は極僅かです。

また、一般税務についても税理士の方々の方が経験値が上なので、その土俵で勝負するのは分が悪いかなと。

そのため、参入障壁的な意味でも、仕事の旨味としても、会計士にとっては微妙な領域だと思います。

もしこの領域に参入したい場合は、会計事務所・税理士法人で2~3年の経験を積むと良いですよ。

 

会計コンサルの旨味は?

これは完全に案件によりますが、簡素な案件であれば美味しいです。

例えば、1~2日で20万くらい貰える案件もありました。

レアケースですが。

やっている仕事も、さほど難易度の高くない仕事(というか、そういう仕事しか受けない)なので、費用対効果は高いですね。

何故このような仕事が来るのかというと、「公認会計士」という社会的地位の高さが理由でしょう。

別に会計士でなくとも誰でもできる仕事なのですが、例えば

  • 投資意思決定にあたり、投資家からの要請で第三者のチェックが欲しい
  • 社内稟議における思慮を、第三者にチェックして欲しい

等のニーズがあります。

資料(主に計算資料)の第三者チェックを公認会計士に要請したい、というニーズは、多分これから先もずっと存在します。

会計士の数が爆発的に増えない限り、供給過多になる事もないでしょうね。

 

ワークライフバランス

僕の1日のスケジュールを見ていただければ分かりますが、かなり楽です。笑

何よりも、人間関係のストレスがゼロになったのが、一番大きいです。

全てを自分で動かせますので、失敗しても自分だけが謝ればOKです。

これが組織になると、上司に謝ったり、組織からの評価が下がったり、色々とストレスが増えます。

会社に出勤しないので、出勤という労力もかかりませんし、仕事をしていて眠くなったら寝れます。笑

会社員時代と今、どっちが楽?と聞かれることがありますが、断然今の方が楽です。

 

安定性

公認会計士の社会的ニーズは、景気に比例します。

たとえばリーマンショック直後は、会計士の仕事も激減しました。

一方で、今はわりと落ち着いており、むしろ人手不足です。

独立すると、組織に属さない事になりますので、安定性は更に低下すると言えるでしょう。

非常勤契約なんかも、景気が悪くなった時、真っ先に切られます。

ただ、これもやり方次第と思っています。

僕がWeb系の仕事をしているのも、安定性を確保するためなので。

1つの業種に絞って仕事をするとリスクが高いですが、色々やっておくことでリスクが分散されますからね。

独立したら会計税務しかできない訳ではなく、むしろ何でも出来ますので、個人のやり方次第で安定性は良くも悪くもなると思います。

 

仕事の取り方

一般的に、独立した会計士の仕事の取り方は、次のパターンが多いです。

  • 前職からの紹介
  • 公認会計士協会からの斡旋
  • 非常勤会計士仲間からの紹介

ここから金融機関の担当者と知り合い、新たな案件を紹介される、というのが王道ですね

他にも色々やり方はあるのですが、僕の手の内を晒してしまう事になるので、割愛させてください。すみません…。

 

独立するためのキャリアプラン

公認会計士として独立する場合、必須となるのは「公認会計士登録」です。

登録に必要なステップは、次のとおりです。

1.公認会計士2次試験に合格する

2.実務経験を経る

3.公認会計士3次試験に合格する
=公認会計士登録

2次試験に合格するための勉強時間は、平均3年です。

関連記事:公認会計士合格までの勉強時間は7000時間でした【失敗した話】

また、3次試験に合格するためには実務経験や単位取得が必要となり、最低でも3年必要です。

そのため、早くとも6年という期間が必要になりますね。

 

必要な実務

2次試験に合格し、3年間は大手監査法人で経験を積むのが良いです。

というか、監査法人で経験を積まなければ(基本的には)会計士登録できません。

その後は、できれば中堅のコンサルティング会社か会計事務所で1年くらい経験を積むのが良いです。

最低限のコンサルスキルが身に着くのと、仕事の取り方やビジネス感覚が身に着くので。

僕もコンサルを1年経験し、あぁこれなら一人でやれるな、と思ったので独立しました。

なので、勉強スタートから早くとも7年後に独立できます。

 

独立してみた感想

まだ開業して4ヶ月ですが、僕は独立して良かったと感じてます。

理由は、次のものが手に入ったからです。

  • スキルアップ
  • WLB
  • やりがい

個人としての資産価値を高める事ができるので、将来性も高まってます。

あとは、ぶっちゃけ1度限りの人生なので、好き勝手やりたいというのが根本にあります。笑

ゼネラリスト思考の方であれば、1度くらい独立して良いと思います。

スペシャリスト思考の方には、あまり向かないかも、と個人的に思います。

これから公認会計士を目指そうかな、と思ったら、以下で勉強法を公開していますので、良かったらご参考までにどうぞです。

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