こんにちは、公認会計士のロディです。
2021年に独立開業し、会計事務所を持ってます。
今回は、
といったお話です。
いつか独立したいな、と思っている方には、参考になると思いますよ。
[目次]
1.公認会計士として独立した、僕の1日の働き方
2.仕事の内容
3.年収
① 監査
② 税務
③ コンサル
4.ワークライフバランス
5.安定性
6.仕事の取り方
7.独立するためのキャリアプラン
8.独立した感想
公認会計士として独立した、僕の1日の働き方
会計士として独立開業した場合、働き方は千差万別です。
ここでご紹介するのは、あくまで僕の働き方でして、絶対にこうなるという訳ではありません。
9時30分 起床
睡眠をたくさん取りたい性格なので、起床時間はだいぶ遅いです。
基本的に家で仕事をできるので、問題なしです。
9時30分~10時00分 朝ごはん
朝食をとりながら、メールチェックしたりニュース見たりします。
わりとダラダラしてます。
10時00分~12時30分 仕事A
起きて30分で仕事開始できるのが、独立のメリットです。
仕事の内容は、主にコンサル・AUP案件です。
朝は脳がクリアな状態なので、キツい仕事を一気に片付けます。
受験生時代の勉強法と、非常に似た部分がありますね。
12時30分~13時00分 お昼ごはん
お昼ごはんを食べながら、今ハマっている海外ドラマを見ます。
同時にゲームもやってる事が多いです。
13時00分~15時00分 仕事B
午前中の仕事はいったん置いといて、仕事Bに入ります。
ずっと同じことしてると飽きるので。笑
作成中のWebサイトを更新したり、Web系の作業がメインです。
この部分は、会計士としての仕事ではないです。
が、「家で仕事ができる」というメリットを利用し、別分野での仕事もしています。
15時00分~17時00分 ブログの更新
仕事が飽きてくるので、趣味の時間に入ります。
僕の場合は、このブログを趣味で更新しているので、気分転換として更新しています。
勉強法の記事は、かなりのアクセス数になってきており、趣味が人の役に立てていると思うと嬉しいです。
17時00分~18時30分 フリータイム
ブログが書き終わらなかったら、この時間を利用して終わらせます。
ですが基本、ゲームしたりYoutube見たり、自由にしています。
仕事が終わってすぐ家でくつろげるのも、独立のメリットですね。
18時30分~19時30分 晩ごはん
テレビやYoutubeを見ながら、晩ごはんです。
19時30分~20時00分 フリータイム
休憩多すぎですね。笑
おなか一杯になると脳もあまり働かないので、またゲームしたりして休憩します。
ゲーム大好きです…。
20時00分~22時30分 仕事A
朝やっていた仕事の続きを、夜やります。
日中に色々やった後なので、頭が切り替わり、非常に集中できます。
夜遅くなってきている事もあり、タイムリミットが意識でき、仕事が捗ります。
22時30分~23時30分 運動
今年もトライアスロンに出場するため、毎日何かしらの運動をしています。
最近はジョギングがメインです。
脳が疲れているので、非常に良いリフレッシュになります。
23時30分~0時30分 お風呂
お風呂好きなので、1時間ゆっくり浸かります。
どうでも良い情報ですね…。
0時30分~1時30分 仕事A
朝と夜にやった仕事の続きです。
と言っても、翌日にやるべき事の整理など、あまり頭を使いません。
寝る前に脳を酷使すると、翌日のパフォーマンスが著しく低下するので。
結局、仕事A(会計・税務コンサルの仕事)に1日で充てる時間は、6時間です。
1時30分~2時30分 フリータイム
大体は、ベッドで横になり、ゲームしながら海外ドラマを見てます。
完全夜型ですね。
でも翌日も会社に出勤しないので、問題なしです。
2時30分 就寝
寝ます。
お風呂を上がってがって2時間くらいなので、ちょうど眠気が来ます。
仕事の内容
会計士としての仕事内容は、監査と会計税務コンサルです。
と言っても、今は税務より会計がメインです。
監査をする時はクライアント先に出向くので、上記のようなスケジュールは取れません。
ただし監査の時期は毎年決まっていますので、一時的にガッツリ稼ぎ、その他の時期は上記のスケジュールで動きます。
コンサルの方は、M&Aの企画書作成支援や財務DD、AUP(合意された手続)が主です。
内容の解説はここでは割愛しますが、ぶっちゃけそんなに難しい仕事ではありません。
個人事務所の仕事なので、品質よりもスピード・柔軟性の方が大切ですね。
年収
まだ開業してから4ヶ月なので、1年間の所得は確定していません。
ですが、大体このくらいだろうな、という予想はできます。
かなりボヤかしてすみません…。
ただ、ここで言いたいのは500万はほぼ確定って事です。
理由は、監査という仕事があるからです。
ちなみに、独立する直前の年収は900万だったので、下がるのは確実です。
関連記事:公認会計士の年収はどのくらい?【給料明細をお見せします。】
独立会計士にとって、監査は美味しい
ご存知の方もいるかもですが、会計士は独立すると、まず非常勤での監査を受託します。
非常勤というのは、いわば契約社員です。
主に中小の監査法人と業務受託契約を締結し、法人に属さないけど、アルバイト感覚で仕事をする事ができます。
そのお給料が、美味しいんですよね。
なお、安くても時給6,000円から募集があります。
もちろん、監査がやりたくて独立した訳ではないので、いずれ辞めます。
ですが、1日5万円貰えるこのアルバイトは、独立したての会計士にとっては超美味しいです。
しかも残業なし。簡単すぎますね。
税務の旨味は?
あくまで一般税務の話ですが、税務業務はマージンが少ないです。
また、一般税務についても税理士の方々の方が経験値が上なので、その土俵で勝負するのは分が悪いかなと。
そのため、参入障壁的な意味でも、仕事の旨味としても、会計士にとっては微妙な領域だと思います。
もしこの領域に参入したい場合は、会計事務所・税理士法人で2~3年の経験を積むと良いですよ。
会計コンサルの旨味は?
これは完全に案件によりますが、簡素な案件であれば美味しいです。
例えば、1~2日で20万くらい貰える案件もありました。
レアケースですが。
やっている仕事も、さほど難易度の高くない仕事(というか、そういう仕事しか受けない)なので、費用対効果は高いですね。
何故このような仕事が来るのかというと、「公認会計士」という社会的地位の高さが理由でしょう。
別に会計士でなくとも誰でもできる仕事なのですが、例えば
- 投資意思決定にあたり、投資家からの要請で第三者のチェックが欲しい
- 社内稟議における思慮を、第三者にチェックして欲しい
等のニーズがあります。
資料(主に計算資料)の第三者チェックを公認会計士に要請したい、というニーズは、多分これから先もずっと存在します。
会計士の数が爆発的に増えない限り、供給過多になる事もないでしょうね。
ワークライフバランス
僕の1日のスケジュールを見ていただければ分かりますが、かなり楽です。笑
何よりも、人間関係のストレスがゼロになったのが、一番大きいです。
全てを自分で動かせますので、失敗しても自分だけが謝ればOKです。
これが組織になると、上司に謝ったり、組織からの評価が下がったり、色々とストレスが増えます。
会社に出勤しないので、出勤という労力もかかりませんし、仕事をしていて眠くなったら寝れます。笑
安定性
公認会計士の社会的ニーズは、景気に比例します。
たとえばリーマンショック直後は、会計士の仕事も激減しました。
一方で、今はわりと落ち着いており、むしろ人手不足です。
独立すると、組織に属さない事になりますので、安定性は更に低下すると言えるでしょう。
ただ、これもやり方次第と思っています。
僕がWeb系の仕事をしているのも、安定性を確保するためなので。
独立したら会計税務しかできない訳ではなく、むしろ何でも出来ますので、個人のやり方次第で安定性は良くも悪くもなると思います。
仕事の取り方
一般的に、独立した会計士の仕事の取り方は、次のパターンが多いです。
- 前職からの紹介
- 公認会計士協会からの斡旋
- 非常勤会計士仲間からの紹介
ここから金融機関の担当者と知り合い、新たな案件を紹介される、というのが王道ですね
他にも色々やり方はあるのですが、僕の手の内を晒してしまう事になるので、割愛させてください。すみません…。
独立するためのキャリアプラン
公認会計士として独立する場合、必須となるのは「公認会計士登録」です。
登録に必要なステップは、次のとおりです。
↓
2.実務経験を経る
↓
3.公認会計士3次試験に合格する
=公認会計士登録
2次試験に合格するための勉強時間は、平均3年です。
関連記事:公認会計士合格までの勉強時間は7000時間でした【失敗した話】
また、3次試験に合格するためには実務経験や単位取得が必要となり、最低でも3年必要です。
そのため、早くとも6年という期間が必要になりますね。
必要な実務
2次試験に合格し、3年間は大手監査法人で経験を積むのが良いです。
というか、監査法人で経験を積まなければ(基本的には)会計士登録できません。
その後は、できれば中堅のコンサルティング会社か会計事務所で1年くらい経験を積むのが良いです。
最低限のコンサルスキルが身に着くのと、仕事の取り方やビジネス感覚が身に着くので。
なので、勉強スタートから早くとも7年後に独立できます。
独立してみた感想
まだ開業して4ヶ月ですが、僕は独立して良かったと感じてます。
理由は、次のものが手に入ったからです。
- スキルアップ
- WLB
- やりがい
個人としての資産価値を高める事ができるので、将来性も高まってます。
ゼネラリスト思考の方であれば、1度くらい独立して良いと思います。
スペシャリスト思考の方には、あまり向かないかも、と個人的に思います。
これから公認会計士を目指そうかな、と思ったら、以下で勉強法を公開していますので、良かったらご参考までにどうぞです。