こんにちは、公認会計士のロディです。
ムダが嫌いな性格が幸いして、3年で公認会計士になれました。
『努力が苦手だから、どうせなら最短ルートで公認会計士になりたい』
こんなニーズにお応えします。
公認会計士への最短ルートは?【現役会計士が近道を教えます】
まず、公認会計士になるまでの道のりを確認しましょう。
- 1.受験勉強スタート
- 2.短答式試験に合格する
- 3.論文式試験に合格する(第1のゴール)
- 4.監査法人に就職する
- 5.実務経験を積む
- 6.修了考査に合格する(第2のゴール)
一般的に、3の論文式試験に合格すると、『公認会計士』と呼ばれます。(第1のゴール)
そのため、短答&論文式試験への合格が最大の目標となります。
以下、ここに向けて最短ルートを走る方法を解説します。
なお1~6まで最短ルートを取ることで、5年間でゴールできます。
公認会計士への最短ルート Step1 受験勉強スタート
短答・論文式試験に向けて、受験生活をスタートします。
勉強期間は、早くて2~3年と言われています。
最短ルートで合格するためのポイント
- 思い立ったらすぐに勉強をスタートすべき!!
- モチベーションの維持に力を入れるべき
- 常に順位を意識する
- 効率的な勉強法
一つ一つ解説します。
思い立ったらすぐに勉強をスタートすべき!!
とっっっても重要です。
たまに
「今からやって、間に合いますか?」
という質問を受けます。
断言しますが、今から勉強をスタートすべきです。
なぜなら、長い受験生活の中で今が最もモチベーションが高く、最も吸収力の高い時期だからです。
モチベーションの高い時期に沢山勉強すると、大量の知識がスラスラに頭に入ってきます。
勉強効率が非常に高いので、この時期に沢山勉強を進めておくことで、大きなアドバンテージになります。
良いスタートダッシュを切ることが、最短合格の始まりです。
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ちなみに、最初の段階では「効率的に勉強しよう」とかあまり考えない方が良いですよ。
効率的な勉強法は、自分の試行錯誤した経験から生まれるものです。
その経験値を上げるためにも、考えるより行動した方が絶対に良いです。
ある程度時間が経ったら、一度落ち着いて勉強法を見直す時間を確保すると良いです。
当ブログでは、万人向けの勉強法をご紹介しているので、その時に参考にしてもらえれば嬉しいです。
>>関連記事:公認会計士試験の勉強法まとめ
モチベーションの維持に力を入れよう
難関試験の最大の敵は、「モチベーション」です。
良いスタートダッシュが切れても、いずれモチベーションは低下します。
このモチベーションの低下を、できるだけ抑えながら受験生活を送りましょう。
僕は偏差値40程度の大学を出ており、自慢じゃないですが頭は良くないです。
でも、3年で公認会計士試験に合格しました。
合格できた理由は2つありまして、そのうち1つがモチベーションの維持に全力投球したからです。
モチベーションの維持方法については、次の記事でご紹介しています。
>>関連記事:【公認会計士】受験勉強のモチベーションを上げる方法【ガチの人向け】
日々のモチベーションコントロールが、最短合格をサポートしてくれます。
常に順位を意識しよう
勉強を進めていると、ゴールを見失いがちです。
受験生活は、とても長いですからね。
ふわっとした目標は、見失いやすいです。
そこで、この目標を明確化します。
公認会計士試験に合格する = 受験生のうち上位1,300番以内に入ること
これが、明確化した目標です。
まだ分かりづらいので、もっと明確化します。
全国模試・答練で常に上位10%の成績を取り続けること
これが明確な目標です。
なお、上位10%という数字の根拠は、公認会計士試験の合格率です。
>>関連記事:公認会計士試験の「本当の」合格率、ご存知ですか?【詳細分析】
合格率が10%なので、上位10%に入れば合格です。
これを日々の目標として、勉強を進めましょう。
逆にダメな例は、何も考えずにテキストを読んだり問題を解いたりする事。
独りよがりな勉強は、最短ルートから外れます。
「合格するためには何が必要なのか」 しっかりと考えましょう。
成績上位10%から外れてしまった時は、深く反省し、「次は必ず10%以内に入る!」という強い意志を持つことが結構重要です。
繰り返しですが、上位10%に入ると合格します。
逆に言えば、テストで上位10%以下を取り続けると、きっと本番も10%から外れますよ。
効率的な勉強法を心がける
答えを一言でいえば、「点数に繫がる勉強法」です。
点数に結び付かない勉強は、最短ルートから外れます。
最短ルートを取る勉強法は、例えば次のとおりです。
- 出題形式を意識した学習
- 出題可能性を意識した学習
- 忘却曲線を意識した復習
シンプルに見えますが、かなり奥が深いですよ。
ここで全てを書き出すと、とんでもない文章量になるので、次のページを参照してください。
>>関連記事:公認会計士試験の勉強法まとめ
科目ごとに、超詳細な勉強法を紹介しています。特に『管理会計論』『企業法』辺りはよく読まれていますね。
公認会計士への最短ルート Step2 短答式試験に合格する
短答式試験は、一番の難関ポイントです。
ここで挫折する人が大量にいます。
これだけの難関なので、短答式試験に向けた「対策」が必要です。
短答式試験を最短で突破するためには、特化した学習期間が必要です。
具体的には、短答形式の問題を解きまくる期間です。
これも先述の勉強法の記事で紹介済みなので、詳しくはそちらをどうぞ。
なお、短答特化の教材はマストだと思ってます。
>>関連記事:【公認会計士】市販教材はこれだけで十分です【厳選6選】
これ無しに合格できる人は、相当頭が良いと思います。
脅すわけではないです。
事前に大変さを知っておくことで、万事に対処できますから。
公認会計士への最短ルート Step3 論文式試験に合格する
短答式試験をクリアすると、最終障壁となる論文式試験があります。
また、論文式試験は8月のみです。
12月に合格しておくと、8月の論文式試験まで時間があるので、ストレートで合格しやすいですね。
僕の場合は5月に(なんとか)合格したのですが、その直後の8月は圧倒的な勉強不足により、不合格となりました。
論文式試験における最短ルートは、「継続すること」です。
というのも、論文式試験の合格率は35%と高いです。(欠席者を考慮すると、実質的には40%の合格率です。)
3人に1人は受かるのですが、落ちる2人のうち1人は、かつての僕のような圧倒的な勉強不足の人です。
落ちるもう1人は、「継続」ができなかった人です。
短答式試験に合格すると、2年間は合格が持ち越され、短答を受けずに論文を受けることが(計3回)できます。
ここに甘んじて、つい手抜きで勉強する人がいるのです。
短答式試験に受かって気を抜くと、負のスパイラルに突入します。
逆に言えば、継続さえすればスムーズに合格できます。
特別な勉強法は、特にないですよ。
公認会計士への最短ルート Step4 論文後をさらっとご紹介
論文式試験に合格すると、監査法人に就職することになります。
僕はBIG4でリクルーターをしており、公認会計士の就職市場を知っています。
就活対策は次の記事で詳細解説しています。
>>関連記事:大手監査法人の就活大全 【公認会計士試験受験生向け】
就職すると、最終的に「修了考査」というものを受験します。
通常は実務経験を3年積んでから受験しますが、2年に短縮することも可能です。
なお、修了考査の合格率は70%程度です。
普通に勉強すれば誰でも受かります。ボーナスステージですね。
最短で公認会計士になり、効率的な人生を。
以上、最短ルートで公認会計士になる方法でした。
一応、最後にみなさんのやる気を上げるための記事をご紹介します。
もっと具体的なスケジュール感を知りたい人は、予備校のパンフレットを見てみると良いですよ。
合格体験記や授業日程が分かるので、リアルな受験生活がイメージできて、非常にオススメです。
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