こんにちは、公認会計士のロディです。
- 「大学生で公認会計士試験に合格できるかな?」
- 「在学中に合格したいけど、スケジュール感や勉強開始時期はいつごろが良い?」
そんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- 大学生が会計士を目指すことの難易度・方法
- 具体的なスケジュール、いつから始めれば良いか
ちなみに僕は現役の会計士でして、大手監査法人(BIG4)でリクルーターをしていました。
大学生の方から、たまに「私は学歴が低いけど、公認会計士を目指しても良いのか不安です」と相談を受けますが、全く問題ありません。
僕自身もFラン大学出身ですので。誰にでもチャンスがあるのが、公認会計士です。
[目次]
1.大学生の合格率
2.勉強時間
3.いつから勉強すべき?
→ 在学中合格のための勉強スケジュール
4.就職活動は、どうやる?
5.初任給は? 年収は?
6.仕事のやりがいは?
7.落ちたらどうする?
→ 大学生におすすめの予備校とは?
8.まとめ
大学生の公認会計士試験「合格率」

公認会計士・監査審査会では、会計士試験合格者の内訳情報を公表しています。(上記の画像参照)
こちらは、2018年度の公認会計士試験の合格者データです。
全体の合格率が「11.1%」であるのに対して、大学生の合格率は「16.6%」と約1.5倍もあります。
また、論文式試験(最終試験)に至っては、平均合格率が「35.5%」であるのに対し、大学生の合格率はなんと「55.7%」です。
合格者の割合としては、大学生の割合が最も多く、43.1%となっています。
このことから、実は大学生が最も合格しやすい、という事が分かりますね。
ちなみに、それ以前の年度もほぼ同様の結果となっています。
合格率については、こちらの記事で詳細に解説しています。(実際はもう少し合格しやすいよ、というお話です。)
>>関連記事:公認会計士試験の「本当の」合格率、ご存知ですか?【詳細分析】
合格に必要な「勉強時間」
公認会計士試験に合格するための必要な「勉強時間」は、次のとおりです。
- 2年間勉強した場合:5,500時間
- 3年間勉強した場合:6,800時間
僕は受験生時代、ストップウォッチで毎日勉強時間を(分単位で)記録していました。
その集計結果に基づく算出なので、信ぴょう性は非常に高いですよ。
勉強時間の考察は、次の記事で詳細に検証しています。
>>関連記事:会計士試験に4000時間で受かるのは無理です。本当の勉強時間は?
また、勉強期間は2~3年が平均です。
そのため、2年間で合格するなら1日7~8時間、3年間で合格するなら1日6時間、勉強する必要があります。
大学生はいつから勉強を開始すべき?
早ければ早いに越したことはないのですが、次の時期に始める方が多いです。
オーソドックスな勉強開始時期
- 1年生の5月から始める
- 1年生の8月から始める
- 2年生の5月から始める
- 2年生の8月から始める
5月が多い理由は、ちょうど予備校の講座が開講する時期だからです。また8月が多いのは、ちょうど夏休みに入った時期であり、モチベーションが非常に高い時期だからです。
しかし!注意です。
本当に勉強を開始すべき時期は、「目指そう」と決めた瞬間です!
周りの開始時期に合わせる必要なんて、1ミリも無いです。だって、待っていたらどんどん試験日が近づき、勉強できる時間が減ってしまいますから。
目指そうと決めた瞬間が、一番モチベーションの高い時です。そのモチベーションの高さを利用しない手は、ないはずですよね。
今が何年生の何月であろうと、目指すと決めたら即勉強を開始すべきです。
もし今公認会計士に興味があるなら、無料でパンフレットを貰える予備校から、まずは情報を入手しましょう。
在学合格した人の合格体験記や、具体的な勉強生活が手に取るように分かるので、リアルなスケジュール感を知ることができますよ。
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在学中合格のための勉強のスケジュールは?
公認会計士試験は、1次試験(短答式試験)が12月と5月にあり、2次試験(論文式試験)が8月に実施されます。
>>関連記事:公認会計士試験の日程
さて、仮に1年生の5月から勉強をスタートしたとしましょう。
ここから3年生の8月に合格することを目標とすると、スケジュール感は次のような感じです。
- 1年生:バイト・サークルをしながら、のんびり勉強(1日2~3時間くらい)
- 2年生:受験の過渡期。土日どちらかは半日遊べるが、それ以外は勉強(1日8時間くらい)
- 3年生:論文式試験(2次試験)合格のために、ラストスパート(1日9時間くらい)
と、こんな感じです。
1年目はかなり遊ぶ余裕があります。僕自身も1年目はアルバイトをかなりやってましたし、周りの大学生受験生も結構遊んでました。
しかし2年生に上がると、12月の短答式試験を目指し、猛勉強をする必要があります。
3年生で2次試験を受験することになりますが、ここでもし落ちてしまっても、翌年もう一度チャレンジすれば在学合格できます。
合格後、就職活動はどうやる?
8月に論文式試験(2次試験)があり、3ヶ月後の11月3週目に合格発表があります。
就職活動は、その後たったの3週間で終わります。
なぜかというと、合格者のほとんどがBIG4(大手監査法人4社)に入社するためです。
通常の就活であれば、たくさんの企業の分析をして、説明会・面接へ行く必要があります。
でも、会計士の場合は4つ(BIG4)だけです。
表現するなら、まるで接待かのような就職活動です。(就活生が接待を受ける側です。)
売り手である理由は、単純に会計士の数が足りないからです。(合格率が低いので、当然と言えば当然ですね。)
なので、「就活がしたくない!」という方には、公認会計士はオススメです。(実際その理由で会計士になる人もいます。)
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会計士の初任給は?
公認会計士の初任給は、今どんどん上がっています。
現在は(おおよそ)30万/月くらいです。
ちなみに、初任給は高いのですが、その後の年収の伸び率(上り幅)も凄まじいです。
>>関連記事:公認会計士の年収はどのくらい?【私の給料明細を見せます。】
なぜこんなにも年収が高いのかというと、人材の流出があります。
公認会計士は様々な業界からオファーが来るため、ある程度経験を積んだら、すぐに転職してしまう方が多いです。
転職すると更にグンと年収を上げることができるため、すぐ辞めるのも納得です。
参考:僕のケース
4年目で転職 年収720万→年収900万 に。
大学生からしたら夢のようですが、これは事実です。
公認会計士になると、金銭感覚はだいぶ変わります。
仕事のやりがいは?
公認会計士の仕事は、「会計の専門家」としての仕事です。
具体的には、上場企業の中に入り込み、決算書が正しく作成されているかチェックする仕事です。
普通の仕事をしていたら見れないような「契約書」「稟議書」などを閲覧する事になります。
また、普通は話せないような偉い人たちと、対等に話をする事になります。
クライアントからは「先生」と呼ばれることも多いですし、大学を卒業したての社会人としては、この上ない面白味が感じられますよ。
落ちたらどうする?
公認会計士試験に合格する人は、卒業してから合格する人もわりと多いです。
例えば、4年生の8月に合格できなかった場合、次に受験するのは翌年の8月になりますから、4月~8月までは無職ということになります。
一見不安に思う方もおられるかもしれませんが、さほどリスクはありません。
会計士になってしまえば、「無職期間」とかどうでも良い話になりますので。
むしろ卒業すると、完全に会計士の勉強だけに専念できるので、合格が近づきます。
大学生におすすめの予備校とは?
予備校については、
- 本当に合格できるのか?
- 費用は安いか?
という観点で考えるべきでしょう。
特に費用面については、無尽蔵にお金を出せる人ならどこでも良いのかもしれませんが、、、普通は安い方が良いに決まっています。
たとえばクレアールという予備校は、最短合格できる予備校として有名です。
大手の予備校ですが、カリキュラムが非常にコンパクト・効率化されており、少ない勉強時間で目指すことが可能です。
またカリキュラムが少ないため、費用もお手頃です。
こちらの詳細は、クレアール公認会計士講座の評判と口コミ【会計士が解説】の記事で解説しています。
勉強を始める前に、情報収集を。
以上、大学生が公認会計士試験に合格する方法でした。
偏差値40の僕でも3年で合格できているので、たぶん普通の大学生の方ならもっと簡単に受かります。
難易度も、思ったほど高くないですよね。
目指す前に、しっかりと覚悟をしておきましょう。
また、やる事が特にない大学生の方には、会計士を目指すことをオススメします。
たぶん、これほどコスパの高い資格は他にないです。
会計士についてもっと細かく知りたい方は、大手予備校から資料を入手すると良いですよ。
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新大学1年生の方へ
やる事ない人は「公認会計士」って
資格がオススメ。
平均2~3年で取れる、超難関資格です必要なもの
・お金 約100万
・時間 約2~3年得るもの
・20代で年収1,000万
・地位、名誉、自信僕も会計士なので分かるけど
コスパ最強の資格。
ちなみに、得るものは全て一生モノ。— ロディ (@rodycpa) March 29, 2019