こんにちは、公認会計士のロディです。
公認会計士試験のオススメ問題集をお探しですか?
本記事で、科目ごとの最強の問題集をご紹介します。
市販問題集は、これだけ買っておけば問題なしです。
本記事をぜひ読んでいただきたい方
- 予備校の問題集以外に、コスパの高いモノを探している方
- 一度短答で不合格となり、次の短答で確実に合格したい方
本記事でご紹介する問題集はすべて筆者自身が実際に使用したもので、3年で公認会計士試験に合格しました。
ちなみに、短答合格時の得点比率は77%です。(ボーダーライン67%の回)
非常に自信をもってオススメできます。
なお、本記事は「予備校に通われている方」が対象です。「独学で使えるテキストを探しているよ」という方は、次の記事が参考になります。
>>関連記事:公認会計士の独学テキストおすすめ5選【気が進まないけど教えます】
[ 目次 ]
1.財務会計論(計算)
2.財務会計論(理論)
3.管理会計論
4.監査論
5.企業法
6.全部買うのが難しい人は…?
7.問題集の優先順位と、短答式試験の合格法
公認会計士の問題集1 財務会計論(計算)
財務会計論(計算)の1番のオススメはこちらです。
オススメ度 ★★★★★
メリット
- 財務会計論(計算)の全範囲を網羅。
- 短答だけでなく、論文の対策も同時にできる。
デメリット
- 分量が多い。
リンク先は第1巻のみですが、全部で7巻あります。
全巻まとめて買っておくと便利です。(1冊1冊が非常に重いのと、いずれ全部使うので。)
分量は多いのですが、確実に計算が得意になります。
僕はこれを完璧にしたので、本番で 168点/200点 というハイスコアを出して合格しました。
また、答練ではほぼA判定しか取っていません。間違いなくコレのおかげと自信をもって言えます。
これを解いたかどうかで、点数が大きく変わります。
短答式試験に確実に合格したい人は、買った方が良いです。
ちなみに回答用紙がTACのWebサイトからDLできるので、何度も解くことができます。
もう1つ、財務会計論(計算)の『短答特化問題集』でおすすめをご紹介。
オススメ度 ★★★★☆
メリット
- 受験生の使用率が高いので、母集団に合わせた学習ができる。
- 答練よりも問題が短く、かんたんに演習できる。
- 小さいので携帯できる。
デメリット
- 予備校の答練の内容と被りやすい。
短答形式の計算問題集です。
こちらは『念のため解いておくと良い』という位置づけです。
答練と被る部分もあるのですが、1問あたりの文章量が少ないので、復習がスムーズにできます。
難易度もさほど高くないので、短時間で解くことができ、サクサク復習することができました。
受験生の使用率が高いので、補足的な問題集です。
なお補足ですが、新トレーニングシリーズには「管理会計論ver」もありますが、こちらは不要でした。財務会計論に比べて計算ボリュームが少なく、コストパフォーマンスが悪いためです。
公認会計士の問題集2 財務会計論(理論)
財務会計論(理論)でオススメなのが、こちらの問題集です。
オススメ度 ★★★★★
メリット
- 答練で拾い切れない論点を、網羅できる。
- ひっかけどころが分かる。
- 分量が軽く、的中率も高いため、コスパが非常に良い。
デメリット
- 特になし。
理論のイチオシ問題集です。
重要論点を網羅できており、短答形式なので試験委員の『ひっかけどころ』を多く知ることができます。(『ひっかけどころ』を意識した学習は、超重要ですよ。)
予備校の答練だけで十分と思われるかもしれませんが、それだけでは不十分でした。
予備校の答練+この問題集を活用することで、理論が完璧になります。
ちなみに僕は短答式試験で 168点/200点 取っていますが、理論(80点分)は満点でした。
なぜなら問題数があまりにも多すぎて、全て記憶するのはコスパが非常に悪いためです。
上記のベーシック・アドバンス問題集で満点は取れるので、買うなら絶対こっちです。
公認会計士の問題集3 管理会計論
管理会計論でオススメの問題集は、こちらです。
オススメ度 ★★★★☆
メリット
- テーマごとに論点の全体像が分かる。
- ひっかけどころが分かる。
- 短答形式に慣れることができる。
デメリット
- 内容が答練と被りやすい。
管理会計論は、論点の全体像を記憶する事がとても重要です。
この点、ベーシック問題集は1問1問を俯瞰して見ることができ、全体像を把握する面で優れています。
また1問ごとの分量が少なく、短答受験テクニックを身に着けるのに最適です。
公認会計士の問題集4 監査論
監査論でおすすめの問題集は、こちらです。
オススメ度 ★★★★☆
メリット
- 重要論点を網羅。
- 重要性の低い論点も載っているので、知識の幅が広がる。
- 小さいので携帯できる。
デメリット
- 予備校のテキストだけで知識を充足できる方にとっては、重複する部分が多く不要となる可能性もあり。
短答式試験の監査論は、知識(知っているか知らないか)が要求されます。
また管理会計論との兼ね合いから、スピードも要求されます。
この2点を充足できるのが、こちらの問題集です。
僕は監査論がとても苦手でしたが、本試験で なんとか65点/100点 で踏みとどまったのは、この問題集のおかげでした。
公認会計士の問題集5 企業法
企業法でおすすめの問題集は、こちらです。
オススメ度 ★★★★★
メリット
- 全範囲を網羅。
- そのまま出題される事が多く、問題集として非常に優れている。
- 小さいので携帯できる。
デメリット
- 分量が多い。
こちら、個人的にマストな問題集だと思ってます。
全範囲を網羅しているため、的中率が非常に高いです。
僕はこの問題集を使用し、本番で85点取れました。(的中率が神でした。)
『分量が多い』というデメリットがありますが、この1冊をこなせば85点とれるので コスパは非常に高いです。
始めて短答受験する人の中には、『企業法がすごく苦手』という人が多いと思います。(僕もその1人)
そんな人には、超おすすめです。
全部買うのが難しい方は…
以上、僕のおすすめする公認会計士試験用の問題集でした。
実際に公認会計士受験生時代、これらの問題集を何度も繰り返し解きました。(少なくとも10回、多いものだと30回ほど解いたと思います。)
事実として これらを完璧にしたところ、12月短答→5月短答の半年間の間で、本試験の成績が17%もUPしましたので。(60%→77%)
しかし、お金に余裕のない方などもおられると思います。そんな方は★5の問題集だけを購入されると良いでしょう。
★5の問題集はマストだと感思っています。(また、予備校の講師もオススメしています。)
問題集の優先順位と、短答式試験の合格法
優先順位としては、あくまで 予備校の問題集>市販の問題集 です。
ただし、予備校の問題集だけ使用していても合格率は落ちるし、市販の問題集を使用したほうが合格は盤石になります。
正しい問題集を「正しい用法」で利用すれば、誰でも短期間で合格できますよ。
偏差値40の僕が短答を高得点で合格できたのは、「やり方」が正しかっただけです。
攻略法を自分で探すには時間がかかるので、手っ取り早く受かりたい方は、ご参考にどうぞです。
>>関連記事:公認会計士試験の勉強法まとめ