こんにちは、公認会計士のロディです。
『公認会計士』の予備校選びの際は、評判や口コミが役立ちますよね。
そこで今回は、資格の大原『公認会計士講座』の評判・口コミをリサーチしました。
私が実際に聞いた口コミや特徴なども含め、その内情をご紹介しましょう。
[ 目次 ]
1.資格の大原『公認会計士講座』の特徴
① 受講生が多く、合格者数も安定
② 計算を重視した授業
③ 教室数が多い
2.資格の大原『公認会計士講座』の評判と口コミ
3.資格の大原『公認会計士講座』のメリット
① 受講生が非常に多く、大手として安心感アリ
② 持ち運びに便利なテキスト
③ 受験仲間を作りやすい
4.資格の大原『公認会計士講座』のデメリット
① 講師が「公認会計士」とは限らない
② 料金が少し高い
5.まとめ
資格の大原『公認会計士講座』の特徴
資格の大原は、資格予備校の中でもトップクラスの「歴史」と「規模」を誇る大手資格予備校です。
中でも『公認会計士講座』は、資格の大原が最も力を入れているコースの1つです。
資格の大原『公認会計士講座』の特徴は、大きく3つあります。
資格の大原『公認会計士講座』の特徴
- 受講生が多く、合格者数も安定
- 計算を重視した授業
- 教室数が多く、通いやすい
受講生が多く、合格者数も安定している
資格の大原は、1957年に創立された、60年以上の歴史ある大手資格予備校です。
CM等の効果もあり、資格の大原『公認会計士講座』には、数多くの受講生が在籍しています。
授業の品質も高く保たれているため、合格者数も高水準をキープしています。
資格の大原『公認会計士講座』の合格者数推移
- 2019年:470名
- 2018年:486名
- 2017年:482名
- 2016年:406名
- 2015年:381名
- 2014年:389名
- 2013年:439名
- 2012年:401名
- 2011年:606名
毎年、平均して400名を超える合格者を輩出していることが分かりますね。
公認会計士試験の合格者数は、毎年約1,100~1,300名程度ですから、合格者の3人に1人は大原の受験生ということになりますね。
>>関連記事:公認会計士試験の合格者数と今後の傾向は?
母集団数が多く、合格者数も高水準をキープしているため、受講生は『ここで勉強していれば大丈夫』という安心感があると思います。
公認会計士試験は長丁場の試験ですから、『安心感』というのは強い味方になります。
計算を重視した授業
資格の大原は、元々『簿記専門学校』としてスタートし、その後すぐに『公認会計士講座』を開設しました。
資格の大原の最大の強みは『簿記』すなわち計算です。
短答論文ともに、全体の4割が計算問題となっています。
公認会計士試験で差が付くのは計算部分であり、この点に特に注力しているのが、資格の大原の特徴です。
計算以外の「理論」が占める割合は6割と多く、一見すると「理論を重視した方が良いのでは?」との疑問もありそうですね。
しかし、それは違います。
一方、公認会計士試験における「計算」は、受験テクニックが多く求められます。
これを知っているか知らないかで、合否が分かれるケースもあるため、資格の大原の学習スタイルは非常に論理的であることが分かります。
また筆者の体験談ですが、実際に試験本番で「大原の受講生は解けたけど、その他の受験生は解けなかった」という問題がありました。
教室数が多く、通いやすい
資格の大原は、老舗の専門学校だけあって、教室数が全国に50教室と最多です。
そのため、自宅の近くにあることが多く、通いやすい(通学しやすい)のが特徴です。
通学コースを受講される場合、どうしても『地理的な問題』が発生します。
公認会計士の勉強は、基本的に「毎日」予備校の教室に通うことになります。
毎日の勉強時間をすこしでも多く取れれば、その分合格に一歩近づきますよね。
その意味で、資格の大原は通学受験生向きと言えるでしょう。
資格の大原『公認会計士講座』の評判と口コミ
大手予備校として有名な資格の大原ですが、公認会計士講座の評判と口コミはどうでしょうか?
実際に利用した方々の評判と口コミは、次のとおりです。
Aさん:学生一発合格
資格の大原に決めた理由は、大手予備校であることと、自宅から最も近い距離にあったことでした。
長い道のりの公認会計士試験を乗り切るには、メンタルのコントロールが不可欠です。
時々「これで合格できるかな…。」と不安になることもありましたが、大原は受講生が非常に多く、合格者や成績優秀者の方も非常に多いため、「大原の授業を受けていれば大丈夫だ」と気を取り直すことができました。
目に見えない効果ですが、大手ならではのメリットだったと思います。
Bさん:社会人一発合格
私が資格の大原を選んだ大きな理由は、「王道の学習スタイル」で教えてくれることでした。
私は自分の学力に自信がなく、奇をてらったような学習スタイルは、(怖くて)実施できませんでした。
大原では過去の経験に裏打ちされた「王道の勉強法」を教えてくれるため、答練や本試験で安定して得点できたのが勝因だったと思います。
また、大原の特徴として「受験生同士の仲が良い」という点も良かったです。休憩時間には適度にリフレッシュができ、停滞することなく、合格まで走り抜けることができました。
Cさん:社会人合格
大原の会計士講座を受講してみて、非常に計算力が身に付きました。
勉強をしていると、日々、「計算力」の重要さに気付かされます。特に租税法・会計学では、コンスタントに高得点をマークでき、得意科目を作れたのは大原のおかげでした。
今では公認会計士として仕事が始まっていますが、業務においても計算は最も重要であり、受験勉強がそのまま仕事に活きています。
資格の大原では、修了考査の対策もされているため、合格後もお世話になるかと思います。
全体的に、「大手ならではの強み」という評判が目立ちますね。
また、計算科目に強いことも大きな強みになります。
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資格の大原『公認会計士講座』のメリット
評判や口コミ、周りの受験生の話を聞いてみると、資格の大原『公認会計士講座』には3つのメリットがあることが分かりました。
メリット
- 受講生が非常に多く、大手としての安心感が得られる
- 持ち運びに便利なテキスト
- 受験仲間が作りやすい
受講生が非常に多く、大手としての安心感が得られる
資格の大原は、『公認会計士講座』を開講しているスクールの中で、最大手の予備校です。
(なお、同規模の大手予備校には「TAC」があります。)
大手として「毎年多くの合格者を輩出し続けている」という事実は、受講生にとって2通りのメリットにつながります。
私も経験しましたが、どうしても試験勉強を続けていると、スランプの時期がきます。
そんなとき「あまり有名ではない予備校」で勉強していたら、「自分の成績が上がらないのは、この予備校のせいではないか…?」なんて疑心暗鬼になる可能性もあります。
(もちろんご自身の学力に自信がある方は問題ないかもしれないのですが、あくまで私の感想です。)
大手予備校に通っていれば、「みんな合格しているのだから、自分にも大丈夫」とポジティブ思考に転換することができ、精神衛生上も良いです。
公認会計士受験生の多くが資格の大原の受講生であるため、大原内でのテストの成績が、公認会計士本試験の成績にリンクしやすいのです。
テストの成績が良ければ、「きっと本番の成績も良いはず」と推定できますよね。
このメリットを得ることで、勉強の戦略を立て直すことができます。
これは大手ならではの強みと言えるでしょう。
精神衛生的にも、勉強の戦略的にも、『大手だからこそ』という武器は強いのです。
持ち運びに便利なテキスト
資格の大原『公認会計士講座』では、ポケットコンパス(通称、ポケコン)と呼ばれるテキストが人気です。
なお、現在は紙のテキストに加えて、PDF形式の電子書籍テキストも増えています。
しかし実際に勉強をするとなると、電子版のテキストでは「書き込み」が難しく、テキストを自分用教材として加工することができません。
こうした小さな工夫が、少しずつ合格可能性を上げてくれます。
携帯しやすいテキストというのも、大原ならではのメリットです。
受験仲間を作りやすい
資格の大原は、「教室への通学コース」が人気です。
全国に最多50の教室があり、予備校としても教室で授業を受けることを推奨しています。
資格の大原は、講師が全員常勤であることから、講師と受講生との距離が非常に近く、自然と受講生同士も仲良くなりやすい雰囲気があります。
受験仲間を作ることで、「陰鬱にならず、適度にリフレッシュできる」「お互い分からないところを、教え合うことができる」などのメリットが生まれます。
また、大原生専用のSNSもあるため、通信の方も他校の受験生とコンタクトを取ることができます。
「受験仲間」の存在は、長い資格試験を乗り越える上で強みになります。
私は逆に「仲間を作ると遊んでしまう」タイプでしたが、「楽しく受験生活を送りたい」「お互い切磋琢磨して、受験生活を送りたい」という方には、資格の大原がオススメです。
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資格の大原『公認会計士講座』のデメリット
資格の大原は、大手の公認会計士予備校として有名です。
しかし、細かく探してみると『デメリット』が2点見つかりました。
デメリット
- 講師が「公認会計士」とは限らない
- 料金が少し高い
講師が「公認会計士」とは限らない
通常、資格予備校で「公認会計士講座」を指導する場合、「現役の公認会計士」が講師として指導するケースが多いです。
しかし資格の大原では、「専門知識のある人」を講師として採用しているため、「実は教えている先生が公認会計士ではない」というケースがあります。(これは、資格の大原だけの特徴です。)
公認会計士ではない先生に教わっていると、人によっては、「受かってない人が教えられるのかな?」と不安を抱く方もいると思います。
なぜこのような体制をとるのか?と言うと、大原では「常勤講師体制」を徹底しているからです。
常勤講師体制とは、その名のとおり「講師が全員常勤職員で構成されている」ことを言います。
これにより、講師同士が連携することができ、授業の質を高めることができる仕組みです。
この点を大原ではカバーできているため、当たり外れは少ないというメリットがあります。
どちらが良いかは人それぞれですので、「安定して質の高い授業を受けたい」という方には、資格の大原がオススメです。
料金が少し高い
大手資格予備校のため『仕方ない』とも言えますが、資格の大原『公認会計士講座』の受講料は、全スクールの中で最も高いです。
公認会計士講座の料金
- 大原:75万~85万円
- TAC:75万~85万円
- CPA:60万~75万円
- クレアール:45万~55万円
なお、最安はクレアールという予備校です。
>>関連記事:クレアール公認会計士講座の評判と口コミは?
大手予備校には、それだけ講師陣の英知と経験が詰まっています。
それらのノウハウが合格へのアドバンテージになることは間違いないため、あとはご自身の予算と相談ですね。
特待生選抜試験をクリアすると、最大で受講料が50%OFFになります。
もし受講をされる際は、必ずいずれかの割引制度を利用しましょう。
『割引情報』について詳しくは、大原のパンフレットに記載されています。
試験概要や勉強スケジュールなど、リアルな受験生活もイメージできますので、これを機に手に入れると良いですよ。
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まとめ:大原以外にも 予備校はあります。慎重に選びましょう…。
まとめです。
資格の大原『公認会計士講座』の評判・口コミまとめ
- 資格の大原は『大手ならではの強み』が大きな武器になる
- 通学講座を考えている方にオススメ
- 料金は高いものの、大きな割引も可能
大原の評判・口コミだけを見ていると、「大原が一番良さそう」と感じるかもしれません。
しかし 予備校選びには、慎重さが大切です。
>>関連記事:公認会計士の予備校を徹底比較!
予備校選びは、人生を変えるスタートラインになります。
ぜひ失敗しないよう、慎重に情報を集めてくださいね。
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